6月4日付のブログ「【番外編】北小金をぷらりぷらり(1)」に、「まだアジサイの時期には早かったので、境内の様子はまたあらためて」と書きましたので、再び足を運んでみました。

 

 

 地元ではアジサイ寺として親しまれている「長谷山本土寺(ちょうこくさんほんどじ)」は1277年に、豪族平が忠晴の屋敷内に日蓮上人の弟子日朗を導師として招き、開堂したとされています。

 

 

 現在の参道は北小金駅西口にありますが、本来は駅の反対側、東口の旧水戸街道から始まっており、その記念碑が建てられています。

 

 

 この石碑の反対側には、大手ドラッグストアチェーンのマツモトキヨシ発祥の地があります。

 

 創業者の松本清を取り上げた産經新聞の連載記事(2004年6月29日東京朝刊)に、「二十三歳になっていた清は出身地に近い常磐線の駅を一駅一駅歩いてまわった。『開業するなら薬屋のない駅に』と決めていたからだ。途中、小金駅前の八坂神社にお参りしたとき、神社の前に古ぼけたトタン屋根の空き家を見つける。隣は自転車店だった。」とあります。

 

 なぜか同店は1号店ではなく、22号店です。その方が大きな店に見えるからという彼らしいアイデアだったのかもしれません。

 

 さて本題に戻ります。

 

 

 駅の西口を出て、商店街を抜けると現在の参道入口があります。参道にはヒョウタン屋さん、八百屋さん、漬け物屋さん、花屋さんなどがアジサイと紅葉の季節だけ店を出しています。

 

 

 参道を歩けば、アジサイが見頃が否かがわかります。

 

 門をくぐり、参拝料500円を支払って境内へ進むと、アジサイの植え込みの向こうに五重塔が見えてきます。少し小振りですが、とても絵になるので、アマチュアカメラマンに人気のスポットです。

 

 同寺のホームページによれば、この塔は平成三年に建立されたもので、高さは18mだそうです。

 

 

 実は、担当者(W)の趣味はお絵描き。4年ほど前にこの風景を描いたことがあります。本来ならイーゼルを立ててスケッチしたいところですが、込んだ境内では三脚を立てて写真を撮ることも禁止ですから、油絵を描くことなどかなわぬこと。写真を元に描きました。

 

 

 写真を見て描くと、細かいところに目を奪われ、全体が見えなくなります。いけませんね。

 

 境内の様子は続きます。(W)