フレームの錆を落としながら、スコアボード面の素材をどうしようか考えを巡らしました。ベニヤ板は加工が簡単そうですが、耐久性や平滑性に問題が残ります。

 そこで巨大ホームセンターへ足を運び、様々な建築資材を見て回りました。するとカラートタン板を希望の寸法にカットしてくれるサービスを見つけました。工作好きだった子供の頃、親父のブリキバサミを使ってトタンを切った事がありますが、切断面は波打ち、まっすぐに切れませんでした。ケガの危険も非常に大きいのでトタンやブリキを使うのは抵抗があったのですが、これならできそうです。

 早速カッティングシートと紙テープでマスキングを行いました。

 最初に錆び止めと定着を狙ってサフェーサーを吹き付けました。次に黒板用塗料を何度か重ね塗りしました。

 乾いたらマスキングをはがします。

 このマスキングをはがす作業はとても快感です。あまりに楽しいので、事務所の女性スタッフにも楽しんでもらいました。

 出来上がりはこんな感じです。少しザラザラが強かいようです。チョークの食いつきはよろしいのですが、消す時に目詰まりを起こしそうなので、軽くサンドペーパーをかけました。本来はマスキングを外す前にやるべき作業でした。

 トタン板の裁断は巨大な押切りバサミで切ったので、周囲は鋭利で金属面が露出しています。そこでビニールテープで周辺を養生し、ケガの防止と錆び止めの処理をおこないました。

 フレームへの固定はビス、接着剤なども考えましたが、建築用の強力な粘着テープで行いました。

 驚くほど強力なので、二人掛かりでそーっと位置決めをして固定しました。

 最後に裏側にも緑のペンキを塗って完成です。

 手作業なのでなかなか進みませんが、少しずつ更新作業を行う予定です。(W)